韓国・ソウルを拠点に2010年に産声を上げたストリートレーベル「thisisneverthat(ディスイズネバーザット)」。公式Instagramのフォロワー数は44万人を超え、アジア圏にとどまらず欧米のストリートシーンまでその影響力を急速に拡大しています。かつて一部のカルチャーフリークが熱狂するアンダーグラウンドな存在だった同ブランドは、今やグローバルなコンテンポラリー・ファッションを代表するトップランナーへと飛躍を遂げました。
日本国内でも東京・原宿のフラッグシップストアを中心に絶大な支持を集めており、有力スニーカーブランドとの継続的なコラボレーションは即完売を記録し続けています。本稿では、アパレル業界の最前線を取材する編集部が、ブランドが持つ独自の世界観、着用時のリアルなサイズ感や年齢層、店舗情報、さらには二次流通市場における偽物対策までを徹底検証します。
【ブランドの起源と意味】ソウル発「thisisneverthat」が世界的熱狂を生む理由

ブランドの歴史は、2010年にソウルでスタートしたクリエイティブコレクティブに端を発します。ファウンダーたちが掲げた「ディスイズネバーザット 意味」の根底には、「最初に思い描いたアイデアは、形になった瞬間に別のものへと変化する(This is never that)」というクリエイティブな変容と追求の哲学が込められています。完成形に安住せず、常に進化し続けるというアティチュードこそが、プロダクトの隅々に宿るエッジの源泉です。
日本市場において「韓国ストリートファッション」という枠組みが定着する以前から、彼らは90年代のアメリカンスケートカルチャー、音楽、アート、ミリタリーウェアの要素を巧みに再解釈してきました。単なるロゴプリントにとどまらない、パターンカッティングの妙やヴィンテージウォッシュ加工の質感は、目の肥えた日本のストリートヘッズを唸らせています。現地メディアのインタビューでも語られている通り、「ソウルのストリート発でありながら、世界中のどの都市の風景にも溶け込む普遍性」を追求した結果が、現在のグローバルな熱狂に直結しています。
【サイズ感と年齢層】失敗しない選び方とリアルなユーザー評判
購入を検討する多くのユーザーが直面するのが「thisisneverthat サイズ感」の選択です。基本的にアメリカンストリートの流れを汲むボクシーなシルエット(身幅が広く、着丈が適度に抑えられた設計)が採用されており、日本企画のドメスティックブランドと比較するとワンサイズ程度ゆったりとした作りになっています。
「thisisneverthat 年齢層」の実態を原宿の店頭や各種コミュニティ調査から紐解くと、コア層は10代後半から20代のトレンドセッターです。しかし、ロゴの主張を抑えたミニマルなラインや、上質なナイロンアウター、機能的なフリースなどは30代〜40代の大人世代からも高く評価されています。「派手すぎず、かといって地味にならない絶妙なグラフィック」「肉厚なヘビーウェイトコットンのタフさ」が、幅広い層に支持される「thisisneverthat 評判」の大きな要因です。
日々の「thisisneverthat コーディネート」においては、トップスにボリュームを持たせつつ、ボトムスにワイドデニムやカーゴパンツを合わせるクラシックなスケータースタイルはもちろん、クリーンなスラックスと合わせてモード感をミックスする着こなしが定番化しています。
【スペック・相場比較】主要アイテムの特徴と市場ポジショニング
アイテム選びの指標として、代表的なカテゴリーごとの仕様、価格帯、フィット感の特徴を下表にまとめました。
| アイテム種別 | 詳細・数値データ | 一般的な基準・相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| フーディー・スウェット | 450〜500gsm前後のヘビーオンス裏毛、着丈短め・身幅広め | 15,000円〜22,000円前後 | フードの立ちが非常に美しく、数シーズン着用しても型崩れしにくい耐久性が魅力。 |
| Tシャツ・ロンT | コットン100%、ピグメントダイやヴィンテージ加工多用 | 6,000円〜9,500円前後 | 独特のくすみカラーと高い染色技術。洗濯を重ねるごとに風合いが増す設計。 |
| コラボスニーカー | 限定カラーパレット、特別仕様インソール・シューレース | 22,000円〜35,000円(プレ値化傾向) | 後述のNew Balance等、素材使いの巧みさとカラー選定がスニーカーマニアから絶賛。 |
| アウター・ジャケット | GORE-TEXや高機能撥水ナイロン、Pertex等の機能素材 | 30,000円〜60,000円前後 | アウトドアブランドに匹敵するスペックをストリートデザインに落とし込んだ名作多数。 |
【国内店舗と購入ルート】ディスイズネバーザット原宿店と公式通販の活用術
アイテムの実物を手に取り、サイズ感や素材感を確かめるなら、旗艦店である「ディスイズネバーザット 原宿(thisisneverthat TOKYO)」への訪問が最も確実です。キャットストリート近隣のストリートカルチャーの聖地に位置する同店舗は、内装デザインからBGMの選曲に至るまでソウルの旗艦店と連動した世界観が完璧に構築されています。
地方在住者や店舗に足を運べないユーザー向けには、セレクトショップなどの「thisisneverthat 取扱店舗」に加え、日本向けのローカライズが完了している「thisisneverthat 公式通販」の利用が推奨されます。公式オンラインストアでは、シーズンごとの新作デリバリーが韓国本国とほぼタイムラグなしで展開されるほか、限定カプセルコレクションの優先抽選販売なども実施されます。並行輸入を謳う非公式ECサイトではトラブルも報告されているため、正規ルート経由での購入が鉄則です。
【コラボの真相と偽物対策】ニューバランスコラボの熱狂と見分け方の鉄則
ブランドの知名度を世界規模へと押し上げた最大の起爆剤が、「thisisneverthat ニューバランス コラボ」の継続的な成功です。これまで「2002R」「1906R」「550」「860v2」といった名作アーカイブをベースに、90年代後半から2000年代初頭のランニングシューズの質感を絶妙なエイジング加工とカラーリングで蘇らせてきました。これらのプロダクトは発売直後に世界中で完売し、スニーカーヘッズの間で高値で取引されるコレクターズアイテムとなっています。
しかし、ブランドの過熱に伴い深刻化しているのが二次流通市場におけるコピー品の流通です。フリマアプリ等を利用する際は、以下の「thisisneverthat 偽物見分け方」のチェックポイントを徹底してください。
- 首元のネームタグ・フォント:正規品はブランドロゴの文字間隔(カーニング)やフォントの太さが均一ですが、偽物は文字が潰れていたり「that」のフォントが不自然に太いケースが多発しています。
- 内側の品質表示タグ(洗濯ネーム):日本語表記の代理店情報や素材比率のフォント、QRコードやホログラムシールの有無を確認してください。不自然な日本語フォント(いわゆる中華フォント)が使われているものは模倣品です。
- 刺繍の密度と裏処理:ロゴ刺繍モデルの場合、正規品は高密度で立体感があり、裏面の糸処理も極めて丁寧です。偽物は刺繍の輪郭が歪み、糸の渡りやほつれが目立ちます。
- 価格設定の違和感:定価を大きく下回る新品未使用品や、過去の完売コラボスニーカーが定価前後で大量出品されている場合は警戒が必要です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
ファッション社会学の観点から見ると、thisisneverthatの躍進は「単なる韓流ブームの波に乗ったトレンド消費」ではなく、「確固たるユースカルチャーとモノ作りへの敬意を持った独立系レーベルの勝利」と評価できます。欧米のストリートジャイアントが巨大コングロマリット傘下に収まりマス化していく中で、インディペンデントな熱量と絶妙なカルチャー感を維持している点が、玄人層を惹きつけてやみません。
【本ブランドが向いている人】
- 90年代〜2000年代のスケート、ヒップホップ、ヴィンテージ古着カルチャーを好む人
- ゆったりとしたボックスシルエットで、洗練されたストリートスタイルを作りたい人
- 生地の耐久性やウォッシュ加工の風合いなど、服のクオリティに妥協したくない人
【購入に際して慎重になるべき人】
- ジャストサイズでタイトな着こなしや、極めてコンサバティブなスタイルを求める人
- オーバーサイズの着丈や身幅のバランス調整が苦手な人(実店舗での試着を強く推奨)
- フリマアプリなどで信頼できる出品者や鑑定サービスを通さず、極端な安値のみを追求する人
【this is never that】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:女性(レディース)でも着こなせますか?サイズ選びはどうすればいいですか?
A1:ユニセックスで着用可能です。女性ユーザーの場合、SサイズやMサイズをあえてオーバーサイズで着用し、ミニワンピース風やショートパンツと合わせたストリートスタイルが非常に人気です。実寸の身幅と着丈を事前に確認することをおすすめします。
Q2:韓国の直営店と日本の取扱店舗でラインナップや価格に違いはありますか?
A2:ソウルのフラッグシップストア(弘大や聖水など)では韓国限定アイテムが展開される場合があります。価格面では為替レートにより現地購入の方が若干割安になるケースがありますが、日本国内の原宿店や公式通販でも主要コレクションやグローバル限定品は確実に網羅されています。
Q3:ヘビーウェイトのスウェット類は洗濯すると縮みますか?
A3:製品染め(ピグメントダイ)や防縮加工が施されているモデルが多いため、極端な縮みは発生しにくい仕様です。ただし、タンブラー乾燥機を使用すると熱で縮みやプリントの劣化を招く恐れがあるため、裏返しての陰干しが推奨されます。
まとめ:2026年ストリートを牽引するthisisneverthatの現在地
「thisisneverthat 2026年最新」の展開を見据えても、同ブランドが築き上げた独自のポジションは揺るぎないものとなっています。単なる一過性のトレンドを超え、ソウルから東京、ニューヨーク、ロンドンへと共鳴の輪を広げるその姿勢は、次世代のグローバル・ストリートウェアのスタンダードを提示しています。
初めてアイテムを手にする方は、まずはブランドのアイコンであるヘビーウェイトのフーディーや、グラフィックTシャツからそのクオリティを体感してみてください。確かなカルチャー的背景とこだわり抜かれたディテールが、日々のコーディネートに確かな個性を与えてくれるはずです。