ホーム スポーツ 相撲や野球の勝利を示す「白星」の意味とは?語源や由来、黒星との違いを徹底解説

相撲や野球の勝利を示す「白星」の意味とは?語源や由来、黒星との違いを徹底解説

黒須 隼人 黒須 隼人 • 更新: • 公開: • 読了約 6 分
目次

相撲の取組やプロ野球などのスポーツニュースを見ていると、勝った選手に「白星」、負けた選手に「黒星」という言葉が使われます。日常会話でも「今日は商談で白星を挙げた」「今季初黒星を喫した」など、ビジネスや勝負事の文脈で広く用いられている表現です。

この記事では、「白星とはどういう意味?」という疑問を解消するため、その言葉の由来や歴史的背景、黒星との違い、そして現代のスポーツや日常生活における使われ方まで、わかりやすく徹底的に解説します。

白星とは?言葉の意味とスポーツにおける基本的な使われ方

白星とは

「白星(しろぼし)」とは、一般的に勝負事において「勝つこと」「勝利」を意味する言葉です。対して、敗北を意味する「黒星」と対をなす表現として使われます。

スポーツの世界では、勝敗を記録するために用いる「星取表(ほしとりひょう)」という表が存在します。この表において、勝ちたての結果や白星の記録に白い丸印(〇)をつけたことから、勝利そのものを「白星」と呼ぶようになりました。

例えば、大相撲の本場所では日々の勝敗を星取表に記入しますが、実況やニュースでは「横綱が初日から白星発進」「連敗を止めて貴重な白星を挙げた」といったように用いられます。また、プロ野球やJリーグなどのチームスポーツにおいても、チームの勝利を「価値ある白星」「喉から手が出るほど欲しい白星」と表現するなど、勝敗を可視化する象徴的な言葉として根付いています。

「白星」と「黒星」の由来と歴史的背景:なぜ白い丸が勝利なのか

「白星」という言葉の歴史を辿ると、その発祥は江戸時代の大相撲の興行に行き着きます。当時の相撲界では、力士の成績を管理するために「星取表」が作られていました。

この星取表の歴史や変遷について、以下の表にまとめました。

項目 詳細 歴史的背景・備考
発祥の舞台 江戸時代の勧進相撲(大相撲) 興行成績を視覚的にわかりやすく管理するため、星取表が考案された。
白星の由来 勝ちを「白」、負けを「黒」で表記 当時は勝利した力士に白い印(または白丸)、敗北した力士に黒い印(または黒丸)を付けて記録していた。
語源の俗説 黒星の「黒」と白星の「白」の対比 江戸時代の記録法において、黒墨で丸を塗りつぶす「黒星」に対し、塗りつぶさない(あるいは白く残す)「白星」が生まれたとされる。
現代への広がり 相撲から野球、日常会話へ 昭和以降、プロ野球や各種スポーツメディア、さらにはビジネス用語としても定着した。

江戸時代、勝敗を記録する際に用いられた印の色分けは、文字の読めない一般の観客やファンにとっても一目で勝敗がわかる優れたシステムでした。特に「白星」は、清浄や吉事を連想させる「白」のイメージとも結びつき、縁起の良い勝利の代名詞として定着していったのです。

黒星との違いと「星取表」が持つ文化的意味

「白星」を語る上で欠かせないのが、対義語である「黒星(くろぼし)」の存在です。白星が勝利を表すのに対し、黒星は「負け」「敗北」を意味します。

星取表において、黒星はかつて黒く塗りつぶされた丸印などで表されていました。昔の印刷技術や記録方法において、黒く塗りつぶされた印は視覚的にも重く、ネガティブな印象を与えるものでした。そのため、「黒星が込む(負けが込む)」「黒星を喫する」といった表現は、単なる敗北以上の、悔しさや不調をニュアンスとして含みます。

また、日本文化においては「白」と「黒」のコントラストが縁起の良し悪しに直結しやすく、スポーツの勝負の世界において白星は歓喜の象徴、黒星は試練や雪辱の対象として、メディアやファンの感情を揺さぶる言葉として機能してきました。

日常生活やビジネスシーンにおける「白星」の使われ方

「白星」という表現は、大相撲やプロ野球といった伝統的なスポーツの枠を超え、現代では日常生活やビジネスの場でも広く使われています。

例えば、ビジネスの交渉やコンペにおいて、競合他社に勝って案件を受注した際には「今期初の白星を獲得した」「大きな商談で白星を挙げた」などと表現されます。また、受験や資格試験、選挙などの勝負事においても、良い結果を出したときの比喩として用いられることがあります。

このように、単なるスポーツ用語にとどまらず、「努力が実を結んで勝利や成果を手に入れた状態」全般を指すポジティブな共通言語として、日本人のコミュニケーションに深く浸透しています。

【白星とは】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:白星の反対語は何ですか?
A1:反対語は「黒星(くろぼし)」です。スポーツにおける敗北や、ビジネスでの失敗・負けを意味します。

Q2:白星という言葉の由来はどこから来ていますか?
A2:江戸時代の相撲興行において、勝敗を記録するために使われた「星取表」が発祥です。勝利した際に白い丸印をつけたことから、勝利の代名詞となりました。

Q3:日常会話やビジネスで「白星」を使っても不自然ではありませんか?
A3:不自然ではありません。ビジネスや競争の場面で「勝利」「成果」「受注」などを比喩的に表現する言葉として、広く一般に定着しています。

まとめ:勝負の勝利を象徴する言葉としての「白星」の本質

「白星」という言葉は、単に「勝った」という事実を伝えるだけでなく、江戸時代から続く日本の勝負文化の歴史や、星取表という視覚的な記録方法の伝統を背景に持っています。

勝負の行方に一喜一憂し、勝利を「白星」と称えてきた歴史は、スポーツを観戦する楽しさや、競争に挑む人々のドラマをより一層引き立ててきました。その語源や背景を知ることで、今後のスポーツ観戦や日常の会話における表現の奥行きがより一層深まるはずです。

同じカテゴリの記事

黒須 隼人

芸能・エンタメの発表事項を扱うライター。事務所の公式リリースと番組公式サイトを照合し、日付と固有名詞を必ず確認します。

おすすめの関連記事